リップティントとは?意味?処方から見るティント処方の定義を考える

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リップティントとは?意味?処方から見るティント処方の定義を考える 化粧品hack

リップティントとは?意味?処方から見るティント処方の定義を考える

こんにちは元オーガニック化粧品の研究開発者のゲンです。
今回はリップティントについて書きます。皆さんはリップティントってご存知ですか。リップティントってなに?とは?意味は?口紅やグロスとの違いは?などについての化粧品成分の違いからその定義を考えたいと思います。
#ティント処方 #リップティント

 

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そもそもティントって?リップティント って?

 

一応調べたところリップティントとは、韓国発祥とされてますが(まあどこの国でもいいですが)、ティント染めるという意味で、口紅やリップグロスとは異なる新しいリップアイテムのこととされてるみたいです。ググるとトップに出てくるのがこの説明

 

読者、美容のプロが選んだ!おすすめリップティント【ベスコス人気ランキング受賞】 | 美的.com
唇そのものを染めあげるから落ちにくく、色持ちが抜群の「リップティント」。ポーチにひとつは忍ばせておきたいリップアイテムです。美的ベスコスランキング受賞の口コミ人気から、カラーの種類が豊富な大人気「オペラ」シリーズ、プチプラ、デパコス、韓国コスメ別にお届け!塗り方、落とし方のコツとともに。

他のサイトを調べてもだいたい似たようなことが書かれています。ただ、自分的にはあんまりこの説明はよく分かりません。リップティントの定義で調べても全然出てこないですし、もし韓国で生まれたのなら韓国メーカーの化粧品開発者なら詳しいかもしれませんが、そうではないので自分なりに定義を考えていきたいと思います。

 

一応、ティントとかティント処方とかっていうのは、自分的にはマーケティング用語かなと思っています。意味としては、少し言い換えると唇が自然に染まっている、もとからその色みたいになっているように見えるようにした処方ってところでしょうか。

 

一言で言うとグロスと口紅の中間ってところでしょうかね

 

明確な定義はありません。

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自分の中での口紅やグロスとティント処方の違いはこうだ!!

 

口紅・・・固形の油で液体の油を固めた処方
ティント処方・・・油の増粘剤で液体の油を固めた処方
グロス・・・粘度の高い液体油で作った処方

だと思います。間違っていたらご指摘ください。

口紅はいわゆる固形の油で液状油を固めているため、固形油の使用感、膜を張ったような感じが出ると思います。また固形油が多めのため、見た目はどちらかというと色が濃く塗りましたという印象が強い見た目になると思います

つぎにグロスですが、グロスの定義は自分の中ではベースは粘度の高い液体油に色素を分散させた処方だと思っています。

ただ、ティントグロスなる商品もあるので、おそらくグロスは粘度の高い液体油だけで作った処方、ティントグロスはそこに油の増粘剤が入っている処方で区別できます。もちろんマーケティング用語でとりあえず、ティントって言葉を使いたいでティントグロスって言っている商品もたくさんあると思いますので、言っていることが違う商品は出てくると思います。

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ティント処方はグロスっぽい口紅で決まり??

 

グロスって粘性、いわゆる粘度が弱いので、発色よくしようとして、たくさん色素原料を配合すると、時間経過や保管場所によって色素が下に落ちてきてしまう可能性があるんです。なのであんまり配合できないから、どうしても薄い色しか作れない。でも、あのツヤツヤ感、唇が潤った感じに見えるのはすごく良い。でももっと口紅のように色をつけたい

 

そうだ、グロスの処方に油の増粘剤で粘度をつけて、もっと色素を入れよう。そうすれば、ツヤツヤだし、潤ったプルプル感の見た目で、ちゃんと色素もたくさん配合できるじゃないかって開発者が考えて、できたのがティント処方だと思うんですよね。処方を見る限りは。

 

そして、それがさらに進化して増粘剤でガチガチに固めて、口紅の形状もできるんじゃねって作ったのが、リップティントだと思っています。

今もそうですが、油の増粘剤ってほとんど原料として少ないんですよね。最近になって少しづつチラホラと見かけるようになりましたが、まだまだ少ないです。少しづつ改良して、良い原料ができて、ティント処方なるものができ、さらには口紅の形状まで固めてリップティントができるようになったのだと思います。

今回はあくまで過程の話ばかりで申し訳ないですが、そもそもティントとかティント処方とかリップティントっていう言葉の定義自体が存在しないので、あくまで開発目線、処方目線で定義づけをしました。

ポイントはおそらく油の増粘剤

 

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結論

 

ティント処方・・・液状油メインの処方に油の増粘剤が配合している処方
リップティント・・・ティント処方の中でも油の増粘剤で形を作り、固形の口紅にした商品
特徴は
グロスのように艶感を出せる
グロスよりも色素が多く、口紅のように発色が鮮やか
さらに口紅では再現できなかったうるおい感を出せる

です。これでどやーっつ!!これがゲンさんの定義や!!

そもそもティント処方ってなによに関してはこちらでも書きました

もし、ティント処方の定義はこうだとよく知っている業界関係者、研究開発者、原料メーカーさんがいれば、是非ご連絡ください。また間違い等の指摘があれば合わせてご連絡ください。

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